北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ２第１０節（４月２０日）藤枝に先制されるもホームで逆転勝利
25･04･23
上写真／前列左からＭＦ田中克、ＤＦパク・ミンギュ（３番）、ＦＷ近藤、ＭＦ青木、ＦＷスパチョーク（７番）、ＭＦ高嶺、後列左からＧＰ中野、ＤＦ高尾、ＦＷアマドゥ・バカヨコ、ＤＦ家泉、西野。ＭＦ登録ながら高嶺が左ＣＢ、ＤＦ登録の西野がＭＦ青木と組み初めてのボランチに起用された
（写真は４月２０日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
４月２０日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第１０節、北海道コンサドーレ札幌対藤枝ＭＹＦＣの試合は、藤枝に先制を許すも、札幌が２得点を奪い２−１の逆転勝ちを収めた。
第９節時点で、３勝３分け３敗の勝ち点１２で１３位の藤枝と、３勝６敗の勝ち点９で１７位の札幌のホーム戦に１０，５６６人が集まった。
札幌の先発は、ＧＰ中野小次郎、ＤＦは右から�眸�瑠、家泉怜依、高嶺朋樹（ＭＦ登録）、パク・ミンギュ。ＭＦは右に近藤友喜（ＦＷ登録）、左にスパチョーク（ＦＷ登録）、中央に西野奨太（ＤＦ登録）、青木亮太。前線は田中克幸（ＭＦ登録）とＦＷアマドゥ・バカヨコ。岩政監督は、ＤＦラインに高嶺、中盤に西野、前線に田中克を置くなど配置転換で勝機を探る。控えは、ＧＰ菅野孝憲、ＭＦ宮澤裕樹、長谷川竜也、荒野拓馬、木戸柊摩、原康介、深井一希、ＦＷキム・ゴンヒ、白井陽斗。
藤枝の先発は、ＧＫ北村海チディ、ＤＦ森侑里、楠本卓海、中川創。ＭＦ杉田真彦、世瀬啓人、川上エドオジョン智慧、浅倉廉、金子翔太、シマブク・カズヨシ。ＦＷディアマンカ・センゴール。控えは、ＧＫジョーンズ・レイ、ＤＦ久富良輔、中村涼、ＭＦ松下佳貴、梶川諒太、前田翔茉、ＦＷアンデルソン、閑田隼人、千葉寛汰。
試合は１４時３分、藤枝ボールでキックオフ。札幌はホームでの連勝を目指し、最初から攻めの意識も高く、右サイドの近藤を起点に相手陣内に入っていく。対する藤枝は、連続したきわどいミドルシュートで札幌ゴールを襲う。
すると、先に試合を動かしたのはアウエーの藤枝。前半７分、攻め込んで獲得した右コーナーキックをＭＦシマブクが右足でカーブをかけて入れる。ＭＦ金子が頭で合わせたシュートは一度札幌ＧＰ中野がはじいてセーブ。このこぼれたボールに藤枝ＤＦ楠本が素早く反応し右足で先制ゴール。札幌はまたも早い時間帯で失点と、今季の敗戦パターンが頭をよぎった。
しかし、この日の札幌は違った。失点後も慌てずボールをつなぎながら相手守備陣の隙をうかがっていく。その展開が実ったのは３０分。札幌がペナルティーエリア右手前で直接フリーキックを獲得。ボールをセットしたのは田中克。得意の左足で狙うと、藤枝選手６枚の壁を抜けたカーブシュートは、藤枝ＧＫ北村が触るもゴールイン。１−１の同点で試合を折り返した。
後半に入り、勝ち越しを狙う札幌は前への圧力を高めると続けざまにコーナーキックを獲得する。
後半９分、左からのＣＫを蹴るのはＭＦ青木。ペナルティーエリア左手前でフリーとなっていたＭＦスパチョークへのショートコーナーからリターンパスを受けた青木がクロス。これをファーサイドで待っていたＦＷアマドゥ・バカヨコがヘディングで逆転ゴールを叩き込んだ。
１点リードした札幌だったが、藤枝も同点を狙い勢いを増す展開となる。対抗する札幌は２２分に田中克→白井、Ａバカヨコ→荒野の２枚替え。進んだ３７分に近藤→キム・ゴンヒ、スパチョーク→長谷川、パク・ミンギュ→深井と一気の３枚替えで逃げ切りを図る。
札幌は押し込まれる時間帯でも最後まで集中力を切らさず、そのまま２−１のスコアで勝利。自信につながる勝ち点３をつかんだ。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第１１節ＲＢ大宮アルディージャ戦は、４月２５日午後７時からアウエーのＮＡＣＫ５スタジアム大宮で行われる。
（写真は４月２０日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
４月２０日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第１０節、北海道コンサドーレ札幌対藤枝ＭＹＦＣの試合は、藤枝に先制を許すも、札幌が２得点を奪い２−１の逆転勝ちを収めた。
第９節時点で、３勝３分け３敗の勝ち点１２で１３位の藤枝と、３勝６敗の勝ち点９で１７位の札幌のホーム戦に１０，５６６人が集まった。
札幌の先発は、ＧＰ中野小次郎、ＤＦは右から�眸�瑠、家泉怜依、高嶺朋樹（ＭＦ登録）、パク・ミンギュ。ＭＦは右に近藤友喜（ＦＷ登録）、左にスパチョーク（ＦＷ登録）、中央に西野奨太（ＤＦ登録）、青木亮太。前線は田中克幸（ＭＦ登録）とＦＷアマドゥ・バカヨコ。岩政監督は、ＤＦラインに高嶺、中盤に西野、前線に田中克を置くなど配置転換で勝機を探る。控えは、ＧＰ菅野孝憲、ＭＦ宮澤裕樹、長谷川竜也、荒野拓馬、木戸柊摩、原康介、深井一希、ＦＷキム・ゴンヒ、白井陽斗。
藤枝の先発は、ＧＫ北村海チディ、ＤＦ森侑里、楠本卓海、中川創。ＭＦ杉田真彦、世瀬啓人、川上エドオジョン智慧、浅倉廉、金子翔太、シマブク・カズヨシ。ＦＷディアマンカ・センゴール。控えは、ＧＫジョーンズ・レイ、ＤＦ久富良輔、中村涼、ＭＦ松下佳貴、梶川諒太、前田翔茉、ＦＷアンデルソン、閑田隼人、千葉寛汰。
試合は１４時３分、藤枝ボールでキックオフ。札幌はホームでの連勝を目指し、最初から攻めの意識も高く、右サイドの近藤を起点に相手陣内に入っていく。対する藤枝は、連続したきわどいミドルシュートで札幌ゴールを襲う。
すると、先に試合を動かしたのはアウエーの藤枝。前半７分、攻め込んで獲得した右コーナーキックをＭＦシマブクが右足でカーブをかけて入れる。ＭＦ金子が頭で合わせたシュートは一度札幌ＧＰ中野がはじいてセーブ。このこぼれたボールに藤枝ＤＦ楠本が素早く反応し右足で先制ゴール。札幌はまたも早い時間帯で失点と、今季の敗戦パターンが頭をよぎった。
しかし、この日の札幌は違った。失点後も慌てずボールをつなぎながら相手守備陣の隙をうかがっていく。その展開が実ったのは３０分。札幌がペナルティーエリア右手前で直接フリーキックを獲得。ボールをセットしたのは田中克。得意の左足で狙うと、藤枝選手６枚の壁を抜けたカーブシュートは、藤枝ＧＫ北村が触るもゴールイン。１−１の同点で試合を折り返した。
後半に入り、勝ち越しを狙う札幌は前への圧力を高めると続けざまにコーナーキックを獲得する。
後半９分、左からのＣＫを蹴るのはＭＦ青木。ペナルティーエリア左手前でフリーとなっていたＭＦスパチョークへのショートコーナーからリターンパスを受けた青木がクロス。これをファーサイドで待っていたＦＷアマドゥ・バカヨコがヘディングで逆転ゴールを叩き込んだ。
１点リードした札幌だったが、藤枝も同点を狙い勢いを増す展開となる。対抗する札幌は２２分に田中克→白井、Ａバカヨコ→荒野の２枚替え。進んだ３７分に近藤→キム・ゴンヒ、スパチョーク→長谷川、パク・ミンギュ→深井と一気の３枚替えで逃げ切りを図る。
札幌は押し込まれる時間帯でも最後まで集中力を切らさず、そのまま２−１のスコアで勝利。自信につながる勝ち点３をつかんだ。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第１１節ＲＢ大宮アルディージャ戦は、４月２５日午後７時からアウエーのＮＡＣＫ５スタジアム大宮で行われる。
上：上段写真／前半７分、藤枝右ＣＫの流れからＤＦ楠本（右から４人目）が先制ゴール、その右ＤＦ森、右端中川、札幌の選手は天を仰ぐ、左からＭＦ田中克、その後方ＧＰ中野、ＤＦ高嶺（６番）、ＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、ＤＦ家泉。またもや早い時間の失点に後押しする札幌サポーターは嫌な予感
上：下段写真／前半７分、先制ゴールを決めた藤枝ＤＦ楠本（中央５番）がベンチ前でスタッフや控え選手に迎えられ森（１６番）と共に笑顔を見せる
上：下段写真／前半７分、先制ゴールを決めた藤枝ＤＦ楠本（中央５番）がベンチ前でスタッフや控え選手に迎えられ森（１６番）と共に笑顔を見せる
上写真／前半１５分、札幌右ＣＫの流れからＦＷスパチョークの右からのクロスに、ゴール前に飛び込むＤＦ家泉（１５番）、ＦＷ近藤（３３番）だがゴールならず、近藤の後方ＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、左端ＤＦ高尾（２番）、藤枝の選手２９番はＦＷディアマンカ・センゴール、右から３人目ＤＦ中川
上写真／前半３０分、ＦＫで同点ゴールを決めた札幌ＭＦ田中克に手荒い祝福をする右からＤＦ家泉（１５番）、ＭＦ西野（４７番）、ＭＦ近藤（３３番）、左端笑顔で走り寄るキャプテンＤＦ高嶺（６番）
上：上段写真／後半１分、ＧＫからのロングボールにヘッドで競る札幌ＤＦ家泉（右）と藤枝ＦＷディアマンカ・センゴール（２９番）
上：１段目写真／後半９分、札幌ＭＦ田中克（左）がドリブルで駆け上がる、すぐ後ろを追走するのは藤枝ＤＦ森、この後クロスを入れカットされるがＣＫを得て、次の逆転ゴールにつなげる
上：２段目写真／後半９分、札幌左ショートＣＫからＭＦ青木が上げたクロスをＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）がヘディングで逆転ゴールを決める、その右ＤＦ高尾、右端家泉、藤枝の選手は左端ＤＦ楠本、ＭＦ杉田（１５番）、ＤＦ中川
上：３段目写真／後半９分、逆転ゴールを決めた札幌ＦＷアマドゥ・バカヨコ（中央）が手を口にあてるポーズで走り出すとＤＦ家泉（１５番）が近寄る、その左で先制ゴールを決めた藤枝ＤＦ楠本（５番）が頭をピッチに着けて悔しがる、左端ＤＦ中川もぼう然
上：下段写真／後半９分、逆転ゴールを決めてサポーターに向かってガッツポーズでアピールする札幌ＦＷアマドゥ・バカヨコ。このゴールの直前ベンチではＦＷキム・ゴンヒが準備し交代寸前だったが、大仕事をやってのけた
上：２段目写真／後半９分、札幌左ショートＣＫからＭＦ青木が上げたクロスをＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）がヘディングで逆転ゴールを決める、その右ＤＦ高尾、右端家泉、藤枝の選手は左端ＤＦ楠本、ＭＦ杉田（１５番）、ＤＦ中川
上：３段目写真／後半９分、逆転ゴールを決めた札幌ＦＷアマドゥ・バカヨコ（中央）が手を口にあてるポーズで走り出すとＤＦ家泉（１５番）が近寄る、その左で先制ゴールを決めた藤枝ＤＦ楠本（５番）が頭をピッチに着けて悔しがる、左端ＤＦ中川もぼう然
上：下段写真／後半９分、逆転ゴールを決めてサポーターに向かってガッツポーズでアピールする札幌ＦＷアマドゥ・バカヨコ。このゴールの直前ベンチではＦＷキム・ゴンヒが準備し交代寸前だったが、大仕事をやってのけた
上：上段写真／後半１７分、藤枝左ＣＫからの攻撃を札幌ＭＦ田中克（中央）がヘッドでクリアー、他の札幌の選手左からＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、ＤＦ家泉、ＧＰ中野、ＭＦ西野、ＤＦ高嶺、藤枝の選手左からＭＦ金子、川上エドオジョン智（３３番）、ＤＦ楠本（５番）
上：中段写真／後半３０分、札幌左ＣＫからＦＷ白井（７１番）、ＭＦ西野（左端）が猛攻するが札幌のファールをとられる
上：下段写真／負傷が癒えて後半３７分から１９７日ぶりに途中出場でピッチに立った札幌ＭＦ深井（８番）が後半４０分、ボールを回してゲームを落ち着かせる、右はＭＦ西野
上：中段写真／後半３０分、札幌左ＣＫからＦＷ白井（７１番）、ＭＦ西野（左端）が猛攻するが札幌のファールをとられる
上：下段写真／負傷が癒えて後半３７分から１９７日ぶりに途中出場でピッチに立った札幌ＭＦ深井（８番）が後半４０分、ボールを回してゲームを落ち着かせる、右はＭＦ西野
上：上段写真／後半４５分、試合が中断した際、大きな声でイレブンを鼓舞するＭＦ深井（左から２人目）、高嶺を助ける副主将として役目を果たす、表情からはブランクを感じさせない。左はＭＦ荒野、右端ＧＰ中野、２０番は藤枝ＦＷ閑田
上：下段写真／後半追加タイム３分、藤枝左サイドからＭＦシマブク・カズヨシが入れたクロスをＭＦ川上エドオジョン智慧（３３番）がヘディングシュートするが、札幌ＤＦ高嶺（左から３人目）がクリアー、左端ＧＰ中野、その右ＭＦ長谷川、右端藤枝ＦＷ千葉、右から３人目ＤＦ中村
上：下段写真／後半追加タイム３分、藤枝左サイドからＭＦシマブク・カズヨシが入れたクロスをＭＦ川上エドオジョン智慧（３３番）がヘディングシュートするが、札幌ＤＦ高嶺（左から３人目）がクリアー、左端ＧＰ中野、その右ＭＦ長谷川、右端藤枝ＦＷ千葉、右から３人目ＤＦ中村
上：上段写真／２−１と逆転勝利に喜ぶ札幌の選手たち、左からＭＦ深井（８番）、ＦＷキム・ゴンヒ、ＭＦ長谷川、ＧＰ中野、ＦＷ白井（７１番）、ＤＦ高尾、ＭＦ荒野、その後方ＤＦ家泉
上：中段写真／ホーム２連勝に歓喜し選手を称える札幌のサポーターたち
上：下段写真／この日が３２歳の誕生日だった札幌ＭＦ荒野、引きあげようとしていたところを引き戻され、サポーターに祝福され流石に嬉しそう（右から３人目）、他の選手たちも笑顔がいっぱい、右からＤＦ高嶺（６番）、ＦＷ白井（７１番）、ＭＦ長谷川、深井、青木（１１番）、ＧＰ中野ら
上：中段写真／ホーム２連勝に歓喜し選手を称える札幌のサポーターたち
上：下段写真／この日が３２歳の誕生日だった札幌ＭＦ荒野、引きあげようとしていたところを引き戻され、サポーターに祝福され流石に嬉しそう（右から３人目）、他の選手たちも笑顔がいっぱい、右からＤＦ高嶺（６番）、ＦＷ白井（７１番）、ＭＦ長谷川、深井、青木（１１番）、ＧＰ中野ら
上：左側写真／後半追加タイム１分、最後まで懸命に選手を鼓舞する札幌の岩政大樹監督
上：右側写真／後半４２分、試合が中断した折、副審に「時計を止めろ！」とばかりに自分の腕時計を指さす藤枝の須藤大輔監督
■北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督のコメント（一部抜粋）
「前節（水戸戦●１−３）でふがいない戦いをして、ここに帰ってきた。前々節（徳島戦〇１−０）の試合を引き継げるかという、非常に重要な試合だったが、サポーターの皆さんの力を借りて勝つことができて、また次に進むことが出来るような試合だったと思う。展開としては思い描いたようなものではなかったが、先制をされてから粘り強く戦っての勝利というところも、シーズンの中でチームを強くする上でも重要な勝ち方だと思っているので、これでより強固になっていく部分があるとも思っている」
■藤枝ＭＹＦＣの須藤大輔監督のコメント（一部抜粋）
「良い形で点は取れた。ただ、そこからが問題だったと思う。前節（千葉戦●２−３）は守備の破たんで試合を落とした。今日は私が見る限り、点を取ってからのオンの時間の過ごし方、使い方。そこがすべてだったと思う。自滅をした。相手に勇気や勢いを与えてしまったというのが感じ取れた」
上：右側写真／後半４２分、試合が中断した折、副審に「時計を止めろ！」とばかりに自分の腕時計を指さす藤枝の須藤大輔監督
■北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督のコメント（一部抜粋）
「前節（水戸戦●１−３）でふがいない戦いをして、ここに帰ってきた。前々節（徳島戦〇１−０）の試合を引き継げるかという、非常に重要な試合だったが、サポーターの皆さんの力を借りて勝つことができて、また次に進むことが出来るような試合だったと思う。展開としては思い描いたようなものではなかったが、先制をされてから粘り強く戦っての勝利というところも、シーズンの中でチームを強くする上でも重要な勝ち方だと思っているので、これでより強固になっていく部分があるとも思っている」
■藤枝ＭＹＦＣの須藤大輔監督のコメント（一部抜粋）
「良い形で点は取れた。ただ、そこからが問題だったと思う。前節（千葉戦●２−３）は守備の破たんで試合を落とした。今日は私が見る限り、点を取ってからのオンの時間の過ごし方、使い方。そこがすべてだったと思う。自滅をした。相手に勇気や勢いを与えてしまったというのが感じ取れた」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
