北海道コンサドーレ札幌ピックアップ情報
一覧に戻るＪ２第１２節（４月２９日）長崎に２点差追いつく劇的なドロー
25･05･02
上：上段写真／前列左からＦＷ白井、ＭＦ田中克、ＦＷ近藤、長谷川、ＤＦ高嶺、後列左からＧＰ中野（２１番）、ＤＦ高尾、家泉、西野、ＭＦ大��、ＭＦ荒野。負傷癒えた大��が復帰し、前節途中出場してゲームの流れを取り戻した荒野とのコンビでボランチで先発、トップにはバカヨコに代わり白井が起用された
上：下段写真／試合開始早々の前半１分、ドリブルで駆け上がる札幌ＦＷ近藤（中央左）と並走するＭＦ田中克（中央右）、懸命に追う長崎ＤＦ高畑（左から２人目）とＭＦ松本（左端）
（写真は４月２９日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
４月２９日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第１２節、北海道コンサドーレ札幌対Ｖ・ファーレン長崎の試合は、長崎に先行される展開も、札幌が後半アディショナルタイムに追いつき２−２の引き分けに持ち込んだ。
前節の時点で４勝３分４敗の勝ち点１５で１０位長崎と、４勝７敗の勝ち点１２で１６位札幌の一戦にプレミストドームは１８，０２８人の大観衆で埋まった。
札幌の先発は、ＧＰ中野小次郎、ＤＦ�眸�瑠、家泉怜依、西野奨太、高嶺朋樹。ＭＦは右に近藤友喜（ＦＷ登録）、左に長谷川竜也（ＦＷ登録）、中央に大��玲央と荒野拓馬。前線にＦＷ白井陽斗と田中克幸（ＭＦ登録）。控えは、ＧＰ菅野孝憲、ＤＦ中村桐耶、ＭＦ青木亮太、田中宏武、木戸柊摩、原康介、ＦＷキム・ゴンヒ、アマドゥ・バカヨコ、出間思努。
長崎の先発は、ＧＫ原田岳、ＤＦ米田隼也、櫛引一紀、照山颯人、高畑奎汰。ＭＦ安部大晴、松本天夢、マテウス・ジェズス。ＦＷマルコス・ギリェルメ、フアンマ・デルガド・増山朝陽。控えはＧＫ後藤雅明、ＤＦ新井一耀、関口正大、ＭＦ加藤大、名倉巧、澤田崇、青木俊輔、ＦＷ山��凌吾、ジョップ・セリンサリウ。
試合は１４時３分、長崎ボールでキックオフ。アウエーの長崎は前線中央のＦデルガドを起点に仕掛け、対する札幌はＤＦラインから縦パスを再三狙い、早い段階でチャンスにつなげていく。
前半１０分までに、ＤＦ西野の縦パスから抜け出したＭＦ近藤のシュート、ＦＷ白井のペナルティーエリア内からのシュート、さらにＭＦ荒野のシュートなど、ゴールにはならなかったが序盤の攻撃は札幌の方が目立った。
しかし先に試合を動かしたのはアウエーの長崎。前半３８分、長崎が左サイドを細かいパスワークで札幌ＤＦを翻弄しペナルティーエリア左角から侵入。最後はＦＷ増山が右足でゴール右にきれいに流す先制弾。札幌は１点ビハインドで試合を折り返す。
後半スタートから札幌は、大��に代えＡバカヨコ投入。前線に入っていた田中克を１列下げて、Ａバカヨコをトップに置き同点を狙ったが、次の得点も長崎。後半６分、左サイドからＤＦ高畑がクロスを入れると、中央でＭジェズスがマークをものともしないヘディングで追加点。
０−２とされ、今季ここまでの戦いを踏まえると敗戦も頭をよぎったが、この日の札幌は違った。１０分に田中克→中村、１６分に白井→キム・ゴンヒ、長谷川→青木と岩政監督は次々に交代カードを切っていく。
すると札幌は３１分、交代で入ったＭＦ青木がうまい切り返しで右サイドからクロスを入れる。ＭＦ荒野が頭で合わせると相手に当たり中央にボールがこぼれ、近藤が右足で素早く蹴り込み１−２。
１点差とした札幌は３３分、西野に代え原を投入すると、この采配がまたも当たる。
終盤に入り逃げ切りを図る長崎に対し、札幌はアディショナルタイム３分（後半４８分）、右コーナーキックの流れから攻め込む。長崎のクリアーが小さくなったところにＤＦ家泉が粘ったボールが相手選手に当たり、跳ね返りで一気にフリーとなった近藤に渡る。近藤は左から中へクロスを入れると走り込んだＭＦ原が右足ワンタッチの劇的同点ゴールで決着。プレミストドームは割れんばかりの歓声に包まれた。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第１３節モンテディオ山形戦は、５月３日午後２時からアウエーのＮＤソフトスタジアム山形で行われる。
上：下段写真／試合開始早々の前半１分、ドリブルで駆け上がる札幌ＦＷ近藤（中央左）と並走するＭＦ田中克（中央右）、懸命に追う長崎ＤＦ高畑（左から２人目）とＭＦ松本（左端）
（写真は４月２９日、大和ハウス プレミストドーム、撮影・石井一弘）
４月２９日、大和ハウス プレミストドームで行われた明治安田Ｊ２第１２節、北海道コンサドーレ札幌対Ｖ・ファーレン長崎の試合は、長崎に先行される展開も、札幌が後半アディショナルタイムに追いつき２−２の引き分けに持ち込んだ。
前節の時点で４勝３分４敗の勝ち点１５で１０位長崎と、４勝７敗の勝ち点１２で１６位札幌の一戦にプレミストドームは１８，０２８人の大観衆で埋まった。
札幌の先発は、ＧＰ中野小次郎、ＤＦ�眸�瑠、家泉怜依、西野奨太、高嶺朋樹。ＭＦは右に近藤友喜（ＦＷ登録）、左に長谷川竜也（ＦＷ登録）、中央に大��玲央と荒野拓馬。前線にＦＷ白井陽斗と田中克幸（ＭＦ登録）。控えは、ＧＰ菅野孝憲、ＤＦ中村桐耶、ＭＦ青木亮太、田中宏武、木戸柊摩、原康介、ＦＷキム・ゴンヒ、アマドゥ・バカヨコ、出間思努。
長崎の先発は、ＧＫ原田岳、ＤＦ米田隼也、櫛引一紀、照山颯人、高畑奎汰。ＭＦ安部大晴、松本天夢、マテウス・ジェズス。ＦＷマルコス・ギリェルメ、フアンマ・デルガド・増山朝陽。控えはＧＫ後藤雅明、ＤＦ新井一耀、関口正大、ＭＦ加藤大、名倉巧、澤田崇、青木俊輔、ＦＷ山��凌吾、ジョップ・セリンサリウ。
試合は１４時３分、長崎ボールでキックオフ。アウエーの長崎は前線中央のＦデルガドを起点に仕掛け、対する札幌はＤＦラインから縦パスを再三狙い、早い段階でチャンスにつなげていく。
前半１０分までに、ＤＦ西野の縦パスから抜け出したＭＦ近藤のシュート、ＦＷ白井のペナルティーエリア内からのシュート、さらにＭＦ荒野のシュートなど、ゴールにはならなかったが序盤の攻撃は札幌の方が目立った。
しかし先に試合を動かしたのはアウエーの長崎。前半３８分、長崎が左サイドを細かいパスワークで札幌ＤＦを翻弄しペナルティーエリア左角から侵入。最後はＦＷ増山が右足でゴール右にきれいに流す先制弾。札幌は１点ビハインドで試合を折り返す。
後半スタートから札幌は、大��に代えＡバカヨコ投入。前線に入っていた田中克を１列下げて、Ａバカヨコをトップに置き同点を狙ったが、次の得点も長崎。後半６分、左サイドからＤＦ高畑がクロスを入れると、中央でＭジェズスがマークをものともしないヘディングで追加点。
０−２とされ、今季ここまでの戦いを踏まえると敗戦も頭をよぎったが、この日の札幌は違った。１０分に田中克→中村、１６分に白井→キム・ゴンヒ、長谷川→青木と岩政監督は次々に交代カードを切っていく。
すると札幌は３１分、交代で入ったＭＦ青木がうまい切り返しで右サイドからクロスを入れる。ＭＦ荒野が頭で合わせると相手に当たり中央にボールがこぼれ、近藤が右足で素早く蹴り込み１−２。
１点差とした札幌は３３分、西野に代え原を投入すると、この采配がまたも当たる。
終盤に入り逃げ切りを図る長崎に対し、札幌はアディショナルタイム３分（後半４８分）、右コーナーキックの流れから攻め込む。長崎のクリアーが小さくなったところにＤＦ家泉が粘ったボールが相手選手に当たり、跳ね返りで一気にフリーとなった近藤に渡る。近藤は左から中へクロスを入れると走り込んだＭＦ原が右足ワンタッチの劇的同点ゴールで決着。プレミストドームは割れんばかりの歓声に包まれた。
札幌の次戦、明治安田Ｊ２第１３節モンテディオ山形戦は、５月３日午後２時からアウエーのＮＤソフトスタジアム山形で行われる。
上：上段写真／前半７分、激しくボールを奪い合う札幌ＭＦ大��（右）と長崎ＦＷフアンマ・デカルド（９番）
上：下段写真／前半９分、懸命にボールを追って走る札幌ＦＷ近藤（左）と長崎ＤＦ高畑
上：下段写真／前半９分、懸命にボールを追って走る札幌ＦＷ近藤（左）と長崎ＤＦ高畑
上：左側写真／前半１４分、右スローインのボールをヘッドで競る札幌ＤＦ西野（左）と長崎ＭＦマテウス・ジェズス
上：右側写真／前半３７分、札幌ＧＰ中野からのロングボールをジャンプして競る札幌ＦＷ白井（左）と元札幌の長崎ＤＦ櫛引
上：右側写真／前半３７分、札幌ＧＰ中野からのロングボールをジャンプして競る札幌ＦＷ白井（左）と元札幌の長崎ＤＦ櫛引
上：上段写真／前半３８分、長崎ＦＷ増山が先制ゴール、増山の方に走るＤＦ櫛引（左端）、その右ＦＷフアンマ・デカルド、右端ＦＷマルコス・ギリェルメを横目にガックリの札幌の選手たち、左からＤＦ家泉、ＭＦ田中克、ＦＷ長谷川（１６番）、ＧＰ中野
上：下段写真／前半３８分、先制ゴールを決めた長崎ＦＷ増山（８番）を囲んで祝福するＦＷマルコス・ギリェルメ（７番）やＭＦ安部（６番）ら
上：下段写真／前半３８分、先制ゴールを決めた長崎ＦＷ増山（８番）を囲んで祝福するＦＷマルコス・ギリェルメ（７番）やＭＦ安部（６番）ら
上：上段写真／後半６分、長崎ＭＦマテウス・ジェズス（１０番）がＤＦ高畑の左サイドからのクロスに頭で合わせて追加点を上げる、札幌ＤＦ西野（左）、高嶺（６番）、奥ＧＰ中野
上：下段写真／後半６分、追加点を決めた長崎ＭＦマテウス・ジェズス（右）を抱き上げて祝福するＦＷフアンマ・デカルド（９番）
上：下段写真／後半６分、追加点を決めた長崎ＭＦマテウス・ジェズス（右）を抱き上げて祝福するＦＷフアンマ・デカルド（９番）
上：上段写真／後半６分、長崎に追加点を決められた直後、札幌はゴールポストの所に集まり、さながら“緊急ミーティング“のようだ。中央でＭＦ荒野が大声でチームを鼓舞しているように見える、左からＤＦ高尾（２番）、ＦＷ白井（７１番）、ＤＦ家泉、後半はじめから途中出場したＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）、ＧＰ中野、ＦＷ長谷川（１６番）、その奥ＭＦ田中克、ＤＦ西野、高嶺（６番）
上：下段写真／後半１７分、ボールをキープした札幌ＭＦ荒野（２７番）が長崎ＭＦマテウス・ジェズス（１０番）に厳しいチェックを受ける
上：下段写真／後半１７分、ボールをキープした札幌ＭＦ荒野（２７番）が長崎ＭＦマテウス・ジェズス（１０番）に厳しいチェックを受ける
上：上段写真／後半３１分、札幌ＭＦ青木（後方）の右サイドからのクロスに荒野（右から２人目）が頭ですらしたボールが札幌ＦＷキム・ゴンヒ（左から２人目）に当たりこぼれる、左端長崎ＤＦ櫛引、キムの右ＭＦ安部、右端長崎ＤＦ米田（２３番）
上：中段写真／後半３１分、札幌ＭＦ青木（奥１１番）のクロスをＭＦ荒野（中央奥）が頭ですらし、こぼれたボールを長崎ＤＦ米田が倒れながらも足を伸ばして触るが、走り込んだ札幌ＦＷ近藤（３３番）が右足で豪快にゴールへたたき込み１点を返す、左端長崎ＭＦ安部（６番）
上：下段写真／後半３１分、１点を返すゴールを決め、ピッチ中央に戻って笑顔を見せる札幌ＦＷ近藤（３３番）、右へ実質上のアシストしたＭＦ荒野（２７番）、右端ＤＦ高尾（２番）
上：中段写真／後半３１分、札幌ＭＦ青木（奥１１番）のクロスをＭＦ荒野（中央奥）が頭ですらし、こぼれたボールを長崎ＤＦ米田が倒れながらも足を伸ばして触るが、走り込んだ札幌ＦＷ近藤（３３番）が右足で豪快にゴールへたたき込み１点を返す、左端長崎ＭＦ安部（６番）
上：下段写真／後半３１分、１点を返すゴールを決め、ピッチ中央に戻って笑顔を見せる札幌ＦＷ近藤（３３番）、右へ実質上のアシストしたＭＦ荒野（２７番）、右端ＤＦ高尾（２番）
上：上段写真／後半３９分、途中出場した札幌ＭＦ原（右）が長崎ＤＦ米田をかわしてドリブル
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌右ＣＫからの攻撃でＭＦ荒野（左から３人目）がジャンプするが触れず長崎ＤＦ新井にクリアされる、２０番はＦＷアマドゥ・バカヨコ、その右長崎ＭＦ青木（３６番）、左手前ＭＦ安部（６番）。この後、混戦からのこぼれ球を札幌ＦＷ近藤が拾い、ゴール前にボールを入れ、走り込んだ原が劇的同点ゴールを決めた
上：下段写真／後半追加タイム３分、札幌右ＣＫからの攻撃でＭＦ荒野（左から３人目）がジャンプするが触れず長崎ＤＦ新井にクリアされる、２０番はＦＷアマドゥ・バカヨコ、その右長崎ＭＦ青木（３６番）、左手前ＭＦ安部（６番）。この後、混戦からのこぼれ球を札幌ＦＷ近藤が拾い、ゴール前にボールを入れ、走り込んだ原が劇的同点ゴールを決めた
上：上段写真／２−２のドローとなり、試合終了と同時にしゃがみ込む左から札幌ＦＷ近藤、長崎ＤＦ照山、米田と札幌ＦＷアマドゥ・バカヨコ（２０番）
上：下段写真／土壇場で追いつき２−２と引き分けた札幌の選手たちは表情も様々、左からＤＦ高嶺（６番）、家泉、ＦＷキム・ゴンヒ、アマドゥ・バカヨコ、ＤＦ高尾（２番）、ＭＦ原、ＧＰ中野、その陰にＦＷ近藤、ＭＦ青木（１１番）、荒野（２７番）、ＤＦ中村（４番）
上：下段写真／土壇場で追いつき２−２と引き分けた札幌の選手たちは表情も様々、左からＤＦ高嶺（６番）、家泉、ＦＷキム・ゴンヒ、アマドゥ・バカヨコ、ＤＦ高尾（２番）、ＭＦ原、ＧＰ中野、その陰にＦＷ近藤、ＭＦ青木（１１番）、荒野（２７番）、ＤＦ中村（４番）
上写真／後半追加タイム５分、思わぬ激戦となり最後まで選手たちを鼓舞する長崎の下平隆宏監督（左）と札幌の岩政大樹監督
■北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督のコメント（一部抜粋）
「連敗しなくて良かったというところと、勝ちたかったというところが入り混じったような感情。いずれにしても、このホームスタジアムで皆さんが作り出してくれている空気が、選手たちを後押ししてくれているのが今日も確認できたし、そのおかげで拾えた勝点だと思っている。
今日は交代選手のところで勝負をかけていくというところを試合前に話していたので、そこは期待どおりだったが、それまでに２点失ったことで苦しい展開になってしまった。いずれにしても、選手たちはよく最後までサポーターの声を聞いて戦っていた。大きい勝点１だとも思っている」
■Ｖ・ファーレン長崎の下平隆宏監督のコメント（一部抜粋）
「我々にとっては先制点、２点目を挙げてプランどおりにゲームが進んでいた中で、最終的に追いつかれてしまい、非常に悔しい引き分けです。
もちろん選手たちは勝ちたくて必死にやっているとは思うが、最後まで自分たちの攻撃を崩さずにトライし続ける自信、そして最後は気迫。そうしたものが足りないと思った。また中３日ですぐゲームがあるので、選手たちと前を向いて続けていきたいと思う」
■北海道コンサドーレ札幌の岩政大樹監督のコメント（一部抜粋）
「連敗しなくて良かったというところと、勝ちたかったというところが入り混じったような感情。いずれにしても、このホームスタジアムで皆さんが作り出してくれている空気が、選手たちを後押ししてくれているのが今日も確認できたし、そのおかげで拾えた勝点だと思っている。
今日は交代選手のところで勝負をかけていくというところを試合前に話していたので、そこは期待どおりだったが、それまでに２点失ったことで苦しい展開になってしまった。いずれにしても、選手たちはよく最後までサポーターの声を聞いて戦っていた。大きい勝点１だとも思っている」
■Ｖ・ファーレン長崎の下平隆宏監督のコメント（一部抜粋）
「我々にとっては先制点、２点目を挙げてプランどおりにゲームが進んでいた中で、最終的に追いつかれてしまい、非常に悔しい引き分けです。
もちろん選手たちは勝ちたくて必死にやっているとは思うが、最後まで自分たちの攻撃を崩さずにトライし続ける自信、そして最後は気迫。そうしたものが足りないと思った。また中３日ですぐゲームがあるので、選手たちと前を向いて続けていきたいと思う」
編集部 写真はいずれも石井一弘撮影
